とりのうた

listening and writing the song of the "bird"

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

第3章 君の好きだった歌(1)

君が残した brother sun and sister moonyour man said, too young to love. そいつが旅立ってからも、僕と“かの女”との関係は続いた。「結婚」というキーワードが若い二人の間を幾度も飛び交った。でも、僕には全くリアリティがなかった。もちろん初めから…

第2章 YAH YAH YAH(4)

「2」を「2」のままに、「チャゲ」と「飛鳥」の差異をその差異のままに、不安定性や流動性に曝し続けるブリコラージュ的な名称「チャゲ&飛鳥」の中に、僕たちは神話的な「1」の訪れを目撃する。それはまさに、「「虚」のノエシス」の到来である。「チャゲ…

第2章 YAH YAH YAH(3)

近代においては、国家にせよ、社会にせよ、エンジニアリングの手捌きで、「歴史」を遡ってその正統性を事後的に周到にデザインする。その際、差異を統一的な名称に収める命名という操作は極めて重要な役割を果たしている。統一名の構成という操作は、ブリコ…

第2章 YAH YAH YAH(2)

この神話的な思考と歴史的な思考との差異。ドラマ「振り返れば奴がいる」の中で、石川の死を目前にしたこの若き医師2人を抱き締め、その差異を蕩かした大いなる「1」とは、神話的な「1」ではなかったか。一方が、亡き者に「なる」というそのときを迎えた…

第2章 YAH YAH YAH(1)

必ず手に入れたいものは 誰にも知られたくない百ある甘そうな話なら 一度は触れてみたいさ勇気だ愛だと騒ぎ立てずに その気になればいい 掴んだ拳を使えずに 言葉を失くしてないかい傷つけられたら牙をむけ 自分を失くさぬために今から一緒に これから一緒に…